2025年10月31日

大手アパレル3社、古着リサイクルプログラムを共同展開 - サステナブルファッション市場が急拡大

大手アパレル3社、古着リサイクルプログラムを共同展開

ユニクロ、ZARA、H&Mの大手アパレル3社は31日、古着の回収・リサイクルプログラムを共同で展開すると発表した。全国の主要店舗に回収ボックスを設置し、ブランドを問わず衣類を受け入れる。回収された衣類は状態に応じて、再販売、リメイク素材、または繊維リサイクル原料として活用される。利用者には次回購入時に使える500円クーポンを提供し、循環型消費の促進を図る。近年、Z世代を中心にエシカル消費への関心が高まっており、古着市場は年率15%で成長を続けている。各社は2030年までに販売商品の50%をリサイクル素材由来にする目標を掲げており、今回の取り組みはその重要な一歩となる。環境NGOは「業界横断の協力は画期的で、ファッション産業の脱炭素化に大きく貢献する」とコメントしている。

メディア: 朝日新聞デジタル
著者: 経済部 田中花子